今や空前の苔ブーム。特にガラス容器の中で苔を育てる「苔テラリウム」は、女性たちの間で大人気。本州では梅雨の真っ最中の6月になると各地で苔イベントが目白押しです。
そんな苔を散歩がてら楽しめる「苔スポット」として江別市内では最も知られた存在なのが「湯川公園」です。
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当ブログの2019年9月4日付けの記事では、駅チカの苔スポットとして「野幌公民館裏手」を紹介しましたが、もうすこし足を延ばすと、見渡す限り苔だらけの「湯川公園」があります。
JR野幌駅から湯川公園までは、徒歩で約20分。緑道・遊歩道である「野幌グリーンモール」を歩けば、木々の間を抜ける風さわやかに時間は感じません。
ちなみに「湯川公園」は、遊具や広大な芝生があるエリアと、苔スポットが中心の屯田兵屋や沢地の部分があります。なので、当ページ下部に貼り付けてあるマップは、野幌屯田兵屋の場所を示しています。
めくるめく苔の世界へ入っていくときの恍惚感は言葉にできません。湯川公園は、いったいどれだけの苔ファンを虜にしているのでしょう。
悦に浸って歩いていると、苔に埋め尽くされた石畳はバナナの皮以上に滑ります。
「注意 足元がすべります」と書かれた注意看板に気づくのは、おそらく何度か転倒してしまってからでしょう。
日本国内には、約1800種もの苔があるそうです。近年の苔ブームに伴い専門店も増え、苔栽培農家も増えているとか。「コメ農家」から「コケ農家」に転身したという人もいるようです。
筆者は、苔初心者につき、湯川公園の苔の種類は判別できず、ただ苔に囲まれる気持ちよさに身をゆだねているだけですが、種類が判るようになると、一段と楽しいのでしょうね。
ふと気が付くと、一面に生えた苔の上に、ゆらゆらと複数の陰がうごめいていました。薄暗くジメジメした麗しき苔の世界で、苔の妖精たちがダンスを始めたのです。
そのダンスは、大きく盛り上がるわけでもなく、時の流れに身を任せながら、淡々とゆったりとしたステップを踏み続けます。
■湯川公園
住所 北海道江別市野幌寿町19
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