酪農のまち、野菜のまち、ものづくりのまち、オンラインタウン北海道江別市と江別市周辺地域に関わる新しい・おもしろい・たのしい・うれしい・役立つ情報とニュースを発信しています。

江別港ブックフェス3days秋の陣(初日)

北海道江別市大麻東町の大麻銀座商店街にあるお馴染み、麺こいやを擁する江別港で、9/12〜14に開催されたブックフェスに参加してきました。

初日9/12は、午後から麺こいやに行って、会期中セットメニューからラーメンセットを食べました。丼セットも食べてみれば良かった〜(´Д` )セットはこれしか食べなかった。他には、ラーメンピザセット。セットのドリンクは、コーヒー、コーヒー牛乳という名のアイスオレ、黒豆茶から一つ。デザートは、コーヒー寒天と杏仁豆腐とアイスクリームから一つ。私は、コーヒー牛乳とコーヒー寒天にしました。ウチのチビ助に取られそうだったけど、食べてみたら、大人の味だったらしくw、取り返せたwww( ̄▽ ̄)v このセットメニューがレギュラー化されるそうだ。

  
その夕方から、ビブリオバトル団体戦に参加。バトラー10名、アミダで紅白チームに分かれ、どちらを読みたいか?で勝敗を決めていきます。

  1. 紅組1人目、江別散人さん、『正拳一撃』(大山倍達)を推しました。若者の悩みに答えていくエッセイで鍛えて悩んでる状態を吹き飛ばすような答えっぷりらしいですw
  2. 白組1人目、堀さん、『編集王』(土田世紀、ビックコミックス)を推しました。劇画タッチで取っ付き難いけど作者が亡くなる前の第16巻で、再販制について切り込んでいるらしいのです。

勝敗は、『編集王』堀さんの勝ち。興味が沸いたら、是非!

  1. 白組2人目、尾崎さん、『心の習慣 アメリカ個人主義のゆくえ』(ロバート.N.ベラー、他)を推しました。社会学の聴き取り調査をまとめたものです。日本人には馴染みがないようなアメリカ人の宗教的生活態度であるとかが書かれているらしいです。みすず書房のL版は高いですよ(´Д` )読んでみたいけど〜
  2. 紅組2人目、小西さん、『人獣細工』(小林泰三、角川ホラー文庫、絶版重版未定、電子書籍のみ)を推しました。病弱な娘に豚で培養した臓器やらを移植していくMADサイエンティストの父親。娘がそのことを知ると、これまでの移植手術や身体の痛みは、人体実験だったのではないかという疑問が生まれる。真相は如何に!?

    勝敗は、『人獣細工』小西さんの勝ち。興味が沸いたら、リアル本は絶版重版未定ですが、電子書籍でお楽しみください。

    1. 紅組3人目、広瀬さん、『存在の耐えられない軽さ』(ミラン・クンデラ、集英社文庫)を推しました。映画(DVD)にもなっています。映画は恋愛モノとして作られていましたが、原作小説は、実存主義哲学小説だそうです。読みたくなってきました。
    2. 白組3人目、荒井さん、『下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち』(内田樹、講談社文庫)推し。内田さんも合気道なさってる身体性を重んじる方なのですが、若者の、学習機会を与えてもらってるのに、放棄してしまうような態度を嘆かわしく思い、それではいかん!と言っている本です。

    勝敗は、『下流志向』荒井さんの勝ち。内田さんの本は色々出てるので、ご興味があれば、手に取ってみてください。ポチってみてください。

    3人目まで対戦したところで、小休止。

    1. 白組4人目副将、橋本さん、『赤い人』(吉村昭、講談社文庫)推し。新装版で流通中。北海道開拓のために、連れて来られた政治思想犯達。過酷な北の大地。私達、道産子は、この地を拓いてくれた先人達の苦闘をもっと知らねばならぬ。もっと学ばねばならぬ。
    2. 紅組4人目副将、私、『ジェミニの方舟 東京大洪水』(高嶋哲夫、集英社文庫)をご紹介。集英社文庫版では、副題が主題になっています。先日の台風18号の余波による鬼怒川決壊を受けて、記憶が鮮やかな内に、災害小説というか、防災小説で危機意識を新たにせんとする選択です。

    勝敗は、『ジェミニの方舟』推しの私の勝ち( ̄▽ ̄)vタイムリーだもんね〜

    1. 紅組大将、岡さん、何と!?『魔女は月曜日に嘘をつく (太田紫織、朝日エアロ文庫、Kindle版あり) を推してきました!!ラノベwwwこれが絶対の自信の源かw小説の舞台が、どうやら江別らしいです。江別っちゅうか、大麻〜角山辺り?大地と空に向き合う生活を送るハーブ農園主のうら若き女性と都会から逃れて来たヘタレ野郎の物語らしいです。
    2. 白組大将、ルナちゃん、『重力ピエロ (伊坂幸太郎、新潮文庫) 推しでした。20歳前後には伊坂人気強いね〜。DNAミステリーらしいです。弟ハルが落ちてくるという言葉に、実際に落ちてくることと、生まれ落ちてきたこと、二重の意味があるそうだ。映画にもなっています。

    勝敗は、『重力ピエロ』ルナちゃん!絶対の自信があったにも関わらずw、岡さん、勝てなかった〜(´Д` )伊坂幸太郎、強い!!

    団体戦の勝敗は、白組の勝利!!

    白組の中から、チャンピオン本を投票すると、『赤い人』が選ばれました!!え?『ジェミニの方舟』に負けた本がチャンピオン?!www 影のチャンピオンは、『ジェミニの方舟』じゃね?www( ̄▽ ̄) 個人戦の勝敗結果は影響せず、団体戦勝利チームから選ぶとそうなるのか〜(´Д` )面白いもんだね〜。

    その後、トークショー「江別と本の素敵な関係」。司会に荒井さん、パネラーに岡さんと堀さん。

    • 書店事情
    • 図書館事情
    • 大学図書館事情
    • 小中学校図書館事情

    江別市内に、ろくな本屋がない…ということは、私も繰り返し毒吐いて来ましたがwww( ̄▽ ̄)昔はそこそこ新刊書店も古書店もあったが、いつの間にかパタパタと消えていったようです。

    そうかと言って、コーチャンフォーができて欲しいか?と言われると、否、そういうことじゃないんだよなぁ〜(´Д` )それは札幌行けば良いだけであって、江別に欲しいのは、面白い本屋っちゅうか、本を媒介として、人が集まったり、立ち寄れたりすることなのだ。

    情報図書館も、今となっては、情報って何だよ( ̄◇ ̄;)名前負けじゃね?ってくらい設備/サービスが陳腐化しとるし。

    大学図書館は、一般市民が利用するには、敷居が高い。足を踏み入れること自体、守衛に断ったりして、入り難い。蔵書検索できても、そもそもの蔵書傾向、品揃えが見えない。

    学校図書館は、司書教諭を配置できないせいで、充実させられない。情報図書館自体が、些か残念な感じなのに、小中学校に司書教諭配置する予算はなさそうだし(^_^;) 案の定、恵庭市は図書館に力を入れてて、学校図書館司書教諭を充実させているそうだ。羨ましい。恵庭市に移住すれば良かったか?www

    否!こんな貧相な図書事情だからこそ、手の入れようがある!仕掛けることができるのだ!!(^o^)/行政に頼ることなく、住民達で何だってチャレンジすれば良いじゃないか。

    小洒落たセレクト書店じゃなくても良い。ネット通販書店の取次ぎでも良いし、レコメンドして取り寄せても良いと思うんだよ。元書店員としては、曖昧な記憶から出るリクエストに上手いこと応えるようなブックコンシェルジュができたら良いと思うのだよ。

    自宅の書斎を解放してるというお客さんもいらっしゃいました。本が沢山あって、人を招くことに抵抗がないなら、そういうお宅が増えて、交流の場になると良いね。  

     

      この記事を書いた人

      ManaminMAMAN
      2014/12、埼玉からUターンして来たばかりです。
      かの震災以降、暮らし難くなって来た関東から、4月から小学生のちびっ子を連れて、北の大地へ戻って来ました。母子家庭の二人きり暮らしを楽しく送れるよう、新参者で土地勘がないからこそ、大麻を、江別を、北海道を満喫する様子を書いていきたいです。
      ●Twitter:@mananb39451
      ●Facebook:Manami Sagawa
      ●note:mananb39451
      ●Wordpress:mananb39451
      ●instagram: mananb39451
      ●ブクログ:manamin-ft