酪農のまち、野菜のまち、ものづくりのまち、オンラインタウン江別市。江別市民ブロガーズは北海道江別市と江別市に関わる地域・事柄・人々の活動を発信するブログサイトです。

第6回HIU女性研究者のなるほどラボ「なるほど!四コマ漫画で鍛える日本語力」開催レポート【江別蔦屋書店】

「大学での研究や教育を通して得る知識は、私たちの生活を豊かにするためのもの。大学の知を学生だけに留まらせずに興味のある人達と気軽に分かち合い、つながりや広がりが生まれる場をつくりたい」と、北海道情報大学の女性研究者6名が企画したトークイベント「HIU女性研究者のなるほどラボ」。全6回にわたり江別 蔦屋書店にて開催してきました。

最終回となりました「なるほど!四コマ漫画で鍛える日本語力」のレポートです。

 

なるほど!四コマ漫画で鍛える日本語力

 


普段の生活の中でも、自分の発言が相手に誤解されてしまったことや、また、相手の発言をその意図と取り違えてしまうという事がありませんか? 日本語の特性により、「意図が伝わらない」という事が起こりがちなんだそうです。

今回は、日本語教育学が専門の情報メディア学科 飯嶋美知子先生が、四コマ漫画を題材に楽しく日本語力を鍛える「なるほど!」をお話ししてくれました。

日本語は高コンテクストの言語と言われ、省略が多いので、文脈や前後関係、事情や背景に応じて省略された内容を補って理解していく必要があります。

英語は主語や目的語を省かないため、低コンテクストの言語であり、文脈などを読む機会があまりないと言われています。

四コマ漫画は、絵と少ないセリフで意図を伝えようとしているので、省略された内容を言語化していくことで、思考力、説明能力を培うことができます。

特に四コマ漫画は、新聞各紙に必ずと言えるほど掲載があるので、身近で接しやすいですね。

①オチが描かれる四コマ目の意味、漫画の面白さや作者の意図を考える。

②セリフが少ない漫画は、思考力を養うのに適切なので、登場人物の「心情」や「考え」、内容を自分なりに考え説明してみる。

そうした活用法が、日本語力を鍛え、言葉や表現を補う訓練になります。

講座の中では、実際に新聞各紙の数種類の四コマ漫画や、張り紙、キャッチコピー、記事の見出しなども例にご参加の皆さんで省略された面白さについて考えてみました。

参加者さんからは、「身近な日本語についておもしろく考えることができました。」「コミュニケーションや相手のとの意思疎通が難しいと思うことがありました。講義の中でお話されていたように補いながら、伝えていくとよいのだと思いました。」などのなるほど!の感想をいただきましたよ。

HIU女性研究者のなるほどラボ

各回の開催の様子をレポートしていますので、ぜひご覧ください。

■6月開催済「インドと日本で考えた。なるほど!食とSDGs」
#インド #食 #SDGs
医療情報学科 奥村昌子先生 【専門】食と健康

■7月開催済「なるほど!使えるイラストコミュニケーション学」
#デザイン #イラスト #図解
情報メディア学科 杉澤愛美先生【専門】デザイン

■8月開催済「なるほど!やさしく伝わる、やさしく伝える日本語」
#日本語 #ことば #コミュニケーション
医療情報学科 田中里実先生【専門】日本語教育学

■10月開催済「ディズニーランドの秘密〜なるほど経営&会計〜」
#ディズニーランド #経営戦略 #企業業績の見方
先端経営学科 松本紗矢子先生【専門】会計学

■11月開催済「なるほど!おいしい韓国の食と伝わる韓国語フレーズ」
#韓国 #食 #韓国語フレーズ
情報メディア学科 金銀珠先生【専門】日韓対照言語学

■12月開催済「なるほど!四コマ漫画で鍛える日本語力」
#日本語 #身近な素材 #省略
情報メディア学科 飯嶋美知子先生【専門】日本語教育学

参加者の感想

全6回のなるほどラボには、ご自分の興味あるテーマの時に気軽に参加していただけるように、たまたま蔦屋に来ていた方の飛び入り参加も歓迎でした。お子様からシニアまで、幅広い世代が学びの場を共有しました。

参加者さんからは、

・「5回参加しました。いずれも楽しく、新しい発見などもありました。短い時間で気軽にというもの良かったです。
・興味があってもなかなか触れることのできない大学の学びの機会を、足も運びやすい蔦屋書店で開催してくれたので通うのが楽しかったです
・各テーマの「深ぼり」がとても面白く、先生方のような視点があれば生きるのがもっと面白がれるなあと思いながら、いつも「なるほど」でいっぱいになりました。ぜひ継続してもらえるとうれしいです。などの嬉しい反響をたくさんいただきました。

「終わってしまうのが残念です。次シーズンも期待しています」という声もあり、

・AIに関して
・これから始まる子どものプログラミング教育について
・日常の中で数学はどのように使われているのか
・図解やデザイン思考、コミュニケーション論など、
・江別の課題解決に向かうようなテーマなども良いのでは

と、みなさんが知りたい「なるほど」も教えていただきました。

江別市には、専門分野が違う大学が4つもあるのが財産でもあります。学びの共有の場が大きく広がると、もっと江別が面白く素敵になると感じました。

 

江別蔦屋書店の場所・アクセス・地図

住所:〒067-0005 北海道江別市牧場町14−1