日本全国のベンチマニアの皆さん、大変お待たせいたしました。ベンチリポート第2弾です。
もうお忘れのことと思いますが、1年少し前に、下記の記事を投稿させていただきました。
●2016年10月27日【マニアックリポート】イカしたベンチを探せ!文京台南町公園
現在この記事を書いているのは、2017年12月年の瀬。北海道は猛吹雪に襲われ、とても外で写真を撮れるような環境ではありません。
そこで、カメラの中の写真を点検していたら・・・つい心奪われて無心にシャッターを押した、あの晩秋の日のことを思い出したのです。
その時の写真が、これです。
この記事をお読みの方にそんな方はおられないとは思いますが、会話の無くなった中年夫婦にオススメです。
場所は、江別市郊外の西野幌地区にある、「江別RTNパーク」という工業団地。「RTN」とは「リサーチ・トライアングル・ノース」の頭文字で、英語として成立しているかどうかわかりませんが、先端技術系の企業を誘致しようと造成されたものです。
現在は、食品産業にも門戸を広げて、企業誘致を行っているようです。ご興味のある企業の方は、ぜひ江別市の公式サイトをご覧ください。→こちら
私は、木陰から様子をうかがってみました。
このベンチを寂しそうと受け取るか、何も意に介していない状態と受け取るか・・・。
こっそり後ろ側へ回ってみると、そんなに寂しいわけではなさそうです。むしろ、この感じが良いのだと、どっしりしているような印象もあります。
このベンチの、遠く向かい側に、もう一つのベンチを見つけました。
相変わらず木陰から覗く筆者。
さて、両者の位置関係を見てみましょう。
姿は見えるが会話は成立しそうもない微妙な距離。まるで、家庭内別居のようです。
それぞれの言い分を聞いてみましょう。
「え?別に・・・」だそうです。
では、向かいのベンチさんにも聞いてみましょう。
「なに?うるせーな」だそうです。
やはり、この絶妙な距離が平穏を装うコツのようです。
人っ子ひとり居ない「RTN2号公園」。わかる人には解るけど、分からない人には永遠にワカラナイ魅力。
あなたは、どちらですか?
<2018.02.14追記>
やはり、江別という土地柄は、ベンチにこだわる人が多いのです。大麻銀座商店街の「麺こいや」(「コミュニティハブ江別港」を併設)では、冬期間、雪に埋もれてしまうベンチに代わり、雪でベンチを作ってしまったのです。冷え切った夫婦に最適な冷たいベンチ。江別にまたベンチに関する伝説が生まれました。
画像出典Facebookページ「江別港」より
■RTN2号公園
住所 北海道江別市西野幌
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