江別蔦屋書店 知の棟2階文化教室にて、情報発信トークイベント「なるほどラボ」が6月より全6回の日程で開催されます。
江別市民ブロガーズでは、イベントの様子をレポートいたします。
もくじ
北海道情報大学の女性教員によるトークイベント「なるほどラボ」がスタートしました。
大学での研究や教育を通して得る知識は、私たちの生活を豊かにするためのもの。「女性研究者のなるほどラボ」は、皆さんの生活をちょっと豊かにできるかもしれない、そんな「知」を女性研究者と参加者の皆さんとでワイワイとにぎやかに共有する場です。
第一回目に登壇された 奥村昌子先生の「学生だけではなく、テーマに興味を持っていただける皆さんに、研究で得た知識をお話しできる場があれば「知」を通じて、つながりや広がりが生まれるかも」という発案に共感された女性研究者が企画したトークイベントです。
全6回 それぞれ自分の専門分野の知識を、ざっくばらんに共有できる茶話会のような学びの場を作り上げていきたいと決起集会を行う先生達の様子です。
■6月21日「インドと日本で考えた。なるほど!食とSDGs」
#インド #食 #SDGs
医療情報学科 奥村昌子先生 【専門】食と健康
■7月18日「なるほと!使えるイラストコミュニケーション学」
#デザイン #イラスト #図解
情報メディア学科 杉澤愛美先生【専門】デザイン
■8月8月「なるほど!やさしく伝わる、やさしく伝える日本語」
#日本語 #ことば #コミュニケーション
医療情報学科 田中里実先生【専門】日本語教育学
■10月 「ディズニーランドの秘密〜なるほど経営&会計〜」
#ディズニーランド #経営戦略 #企業業績の見方
先端経営学科 松本紗矢子先生【専門】会計学
■11月「なるほど!おいしい韓国の食と伝わる韓国語フレーズ」
#韓国 #食 #韓国語フレーズ
情報メディア学科 金銀珠先生【専門】日韓対照言語学
■12月「なるほど!四コマ漫画で鍛える日本語力」
#日本語 #身近な素材 #省略
情報メディア学科 飯嶋美知子先生【専門】日本語教育学
※10〜12月の日程は9月以降に告知予定
[開催場所]江別蔦屋書店 知の棟 2階文化教室にて
[開催時間]11:00〜12:00
[参加費用]無料 ※事前申し込み不要です
[主催]北海道情報大学地域連携・産学連携センター
1回目のなるほどラボは6月21日に行われました。医療情報学科の奥村先生による「インドと日本で考えた。なるほど!食とSDGs」
「1分に10人のお子さんが亡くなっていました」と2017年に5歳未満で亡くなったお子さんの数が540万人という数字の説明から始まりました。
奥村先生は、2006年より北インドで農村部で実施している母子保健プロジェクトに従事しており、
世界の5歳未満児死亡の半数がサハラ以南のアフリカ地域で、さらに30%が南アジア地域で起きていることから、この2つの地域での妊産婦と乳幼児死亡の予防が、SDGs(持続可能な開発目標)の
〈目標2:飢えをなくし、だれもが栄養のある食料を十分に手に入れられるよう地球の環境を守りながら農業を進めよう〉
〈目標3:だれもが、健康で幸せな生活をおくれるようにしよう〉を達成するカギであるとのお話し。
母子の栄養改善プログラムの活動では、「奇跡の木」とも呼ばれ、高い栄養価を誇るモリンガの栽培などを通じて、現地の女性たちがみずから自立に向けて活動を始めた様子など、国際的な視点から、食を通じて健康で幸せな地域をつくるヒントが盛りだくさんでした。
「世界で起こっている問題にも、日本にいながら自分たちも関われることがあるということがわかりました」など参加者の皆さんからも、質問やお話しを聞いた感想が述べられました。
インドで、日本で、健康をサポートするモリンガパウダー「アーシャ=アジアの農民と歩む会」
フェイスブックでも、インドでの活動の様子を知ることができます。
インドの女性たちが「知識を得る」ことによって、自分達の生活を変えていっている様子は、本当に「知」が、私たちの生活を豊かにするものなのだなと実感しました。
さて次回は、7月18日(木)情報メディア学科の杉澤愛美先生の「なるほど!使えるイラストコミュニケーション学」です。こちらもおもしろそう!!
事前申し込み不要。江別蔦屋書店 知の棟 2階文化教室より11時から開始です。
お気軽に足をお運びくださいね!
住所 : 〒067-0005 北海道江別市牧場町14−1