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商店街の古本市 次回ブックストリートvol.12はとうとう雪の中かも

古本市ブックストリートvol.11

先月、2016年11月5日(土)6日(日)のブックストリートという毎月恒例の古書店市からもう1ヶ月だ〜( ゚д゚)大麻(おおあさ)銀座商店街にも、突然冬が来たり、雨で溶けてグジュグジュになったり、朝の冷え込みでツルッツルになったり、目まぐるしく変わる有様でした。先月は、ユーザー出店の「三箱古本市」の店番をやっていたので、全然写真撮ってなかった〜orz思えば、冷たい雨が降っていたっけ・・・決して忙しいほどお客さんがあったわけではなかったのに・・・不覚。次回は、店長っぽい役割を担当しますよ。次回っつっても、もう今週末だがな。w

前回のビブリオバトル テーマは「 食 」

次回を来週2016年12月10日(土)に控え、忘れないうちにw前回のビブリオバトルを振り返りましょう。この回は、恵庭からの刺客が来江していらっしゃった。彼の「恵庭まちじゅう図書館」の図書環境充実自治体だ〜。これは手強いぞ〜と思いながらの参加でした。この回からは、実験書店BOOKBIRDの2階に作られた多目的スペースBIRDLANDでの開催です。

一番手『斜陽』(太宰治)

ブックコーディネータO崎さんがプレゼンするのは、文豪太宰治のご存知『斜陽』(太宰治、新潮文庫他)でした。「食」でこれを持って来たか〜という感じです。勝ちに来てないというのが本人の弁。が、のっけから「食」を連想させる表現。

“朝、食堂でスウプを一さじ、すっと吸ってお母さまが、
「あ。」
と幽かな叫び声をお挙げになった。”
日本の文学65巻太宰治 所収、『斜陽』中央公論社昭和39年4月刊

「スウプ」ですってよ。別の箇所では、スプーンを「スプウン」などとも書かれている。「スープ」だと、庶民の我々には、◯ノールのカップスープくらいな想像ですが、元華族のお母様だと「スウプ」かもしれませんね。w何ともお上品で、エロチックな食べ方が、娘の和子の視点で描かれているのです。それを多感な中学時代に読んだO崎さんは、やってみたそうです。厨ニ病的ですか?えぇ、えぇ、JCってそんな感じですよね。わかります。w同じく『女生徒』も女性視点で書かれていてオススメだそうです。

二番手『甘々と稲妻』(雨隠ギド)

ブックストリートのボランティアに来てくれている学生のK野嬢がプレゼンするのは、コミック『甘々と稲妻』(雨隠ギド、講談社刊、good!アフタヌーン)です。妻を事故で亡くした料理下手な高校数学教師の男とその娘のツムギ、桜の下で泣きながら食べている姿で出会った教え子JKコトリ。三人が生魚の調理にトライしたり、食育を通して生と死のサイクルを実感していくお話。土鍋で白飯を炊いてカレーを食べてみたり、味噌汁とご飯など、食事の基本から取り組むことで、読者にも炊飯器のスイッチやお湯を注ぐだけでは出来ない調理を知るのかもしれない。ご飯を鍋で炊いたことない人が多いのかな?私は高校時代、夜食をこっそり作っていたが、小鍋で1合だけ炊いたりしていたぞw

三番手『その手をにぎりたい』(柚木麻子)

飛び入り参加の大学生T嬢がプレゼンするのは、『ランチのアッコちゃん』でお馴染みの柚木麻子の『その手をにぎりたい』(小学館刊)です。今回のテーマを聞いて、『ランチのアッコちゃん』で挑みたいと思ったのに、図書館で他の方に借りられていて、「その手をにぎりたい』にしてみたら、あながち「食」から逸れてなかったそうです。今の大学生には想像できないであろうバブル期のOLが体験する銀座の高級鮨店での体験が衝撃的美味しさだった話。その鮨店に通い続けるために都内の不動産屋に転職し、銀座の高級鮨店に通うOLが、すし職人が握る鮨を口に運ぶ。鮨を介したOLと職人の関係性や如何に。

四番手『日本文化の多様性』(佐々木高明)

ワタクシめが勝ちに来てない人、二人目としてプレゼンするは、『日本文化の多様性 稲作以前を再考する』(佐々木高明、小学館刊)です。教科書的には稲作文化をよく引き合いに出される日本文化ですが、稲作だけじゃないよ、主要は畑作だったし、海洋民でもあったよという学際的研究本です。故佐々木高明しが、北方ナラ林文化と南方照葉樹林文化の研究をまとめ、外来文化を受容し、集積していったのだということを解明していったのでした。図版や資料写真も多く、面白く読みました。北海道は特に、稲作を始めたのが近代以降の品種改良以降なので、稲作文化に一纏めにされると、違和感を感じるところでもありました。この本で、納得したところです。稲作が入ってきても、長らく雑穀との輪作の一部であったし、海や山からの恵みをいただいていたという信仰面にも言及されています。併せて、吉野裕子氏の『蛇』『山の神』(いずれも講談社学術文庫刊)も読まれると、面白いです。

五番手『ダンジョン飯』(九井諒子)

毎度お馴染みの編集者兼市議のH氏による『ダンジョン飯』(九井諒子、角川書店刊、ビームコミックス)の紹介です。舞台はRPG(RollPlayingGame)ファンタジーの世界。裏話というか、サイドストーリーというか、RPGの中での人の生活、生の営みを描いている、モンスターを狩って、調理するプロの料理人がいたり、そのモンスター料理を食べたり(レシピも記載されているが、モンスターという食材は架空だw)、農業を始めてみたり、ファンタジー世界といえども、人の営みというものはあるのだな〜。馬鹿馬鹿しくも真面目に描いてるのよん。

六番手『お父さんに教わったこと』(大谷峯子)

大トリは恵庭からお越しのM野さんから『お父さんに教わったこと』(大谷峯子、学研)というエッセイ。著者は児童文学の人。お詫びに行く時には、菓子折りを持参するのだとか、日常の何気ない作法や、ちょっとしたコツを、お父さんに教わったっけ・・・という昭和的な子供の頃のお父さんを思い出すような逸話が多数書かれている。昭和のお父さん・・・今時の若い子から見たら、昭和のおジイちゃん?

今回のチャンピオン本

今回のチャンピオン本は・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

『その手をにぎりたい』(柚木麻子)でした〜!

素手で調理されたものを口に入れるって、ちょっとエロチックですよね〜。それを意図してか知らずか、女子大生が薦めるとは・・・皆さんの興味を引いたに違いありません。おめでとうございます。また勝ちに来てください。w

 

因みに、私が投票したのは、『ダンジョン飯』でした。

 

次回ビブリオバトルは・・・

いよいよ今週末2016年12月10日(土)14時頃に次回のビブリオバトルが開催されます。テーマは『 冬 』です。こぞってバトラーとして、オーディエンスとして、ご参加されたし!
おしまいっ(゚∀゚)ノ

この記事を書いた人

ManaminMAMAN
ManaminMAMAN
2014/12、埼玉からUターンして来たばかりです。
かの震災以降、暮らし難くなって来た関東から、4月から小学生のちびっ子を連れて、北の大地へ戻って来ました。母子家庭の二人きり暮らしを楽しく送れるよう、新参者で土地勘がないからこそ、大麻を、江別を、北海道を満喫する様子を書いていきたいです。
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