5月のとある日、野幌小学校で、春の野幌森林公園を散策する授業「春の森の日」が行われました。グラウンドから続く原始林に学ぶ、特認校ならではの自然体験学習のひとつです。
保護者の方も一緒に参加することができる楽しい授業。出発進行。
もくじ
小学校5、6年生は2年生を引率して、自分たちで事前学習した春の草花について教えていきます。
まずは学校の裏手で春の草花のミニ授業。
スズメノカタビラという草です。どこにあるかな。
この草なんだろう。
こちらはハコベ
ギシギシ
ナズナ、乾いた草を叩くとぺんぺんと音が鳴ることからぺんぺんぐさとも呼ばれています。
高学年の草花の授業に真剣に見入る低学年の子どもたち。
ジュウモンジシダ
西洋タンポポと日本タンポポの違いは花の下のガク片の向きです。
ガク片が下に沿っているのが西洋タンポポで、上を向いているのが日本タンポポです。
学校の裏手でのミニ授業の後は、野幌森林公園へと入っていきます。
野幌小学校おやじの会がメンテナンスをしているドキドキ橋を渡る子どもたち。低学年はおっかなびっくり、ドキドキしながら渡ります。
木の上に何を見つけたのかな。現役森林官の方や北海道林業技士会の方が、木々や草花の紹介をしながら森を散策しました。
見つけた草花を確認しながら進んでいきます。
木に触ってみて初めてわかることもあるよね。
道すがら野幌森林公園クイズも。さて、野幌森林公園にいる動物はどちらでしょう?
森の中は生き物の宝庫。ダンゴムシを見つけたり。
カエルに
マイマイカブリ
不思議な宝物が落ちてたり
たくさんの春の草花を見つけたよ。
草花の特徴をしっかりとらえてスケッチ。
地面に座りこむ集中力
書くために見つめると自然はまた違った姿をあらわしてくれるのかもしれません。
全学年が集合してのお弁当タイム。
お弁当の卵焼きを自分で作ってきたお子さんもいました。
みんなで食べるとおいしいね。
お弁当タイムの後は森での遊びの時間です。
森の中にある木のシーソー
こちらも森の中の木のシーソー
森の中に溶け込めば、先生も子どもに戻っちゃいますね。
森を縦横無尽に走り回る子どもたち。まるでコロポックル。
倒木の上を連なって歩く子どもたち。
気づけば先生も一緒に秘密基地を作っていました。なんて贅沢な遊び場なんでしょう。
特認校ならではの森を体験する授業でした。
小規模で自然豊かな環境などの特色を持つ学校が認定される「特認校」。
野幌小学校は市内で唯一、小規模特認校に指定され、野幌森林公園の大自然の中で、のびのびとした教育を行っています。
西野幌に位置する野幌小学校は、市街地から少し離れているため、多くの児童が公共交通機関などを利用して登下校しています。バス通学の際には、上級生が下級生に席を譲ったり、他の人の迷惑にならないように声をかけたりと、社会性を身につけながら元気に育っていきます。
野幌小学校で最も特徴的なのが大自然での学び。年間を通して、森林公園内の探検や観察活動で豊かな人間性を育みます。学校で一泊する「原始林スクール」では、森での遊びやキャンプファイヤーなど、感受性豊かな子ども時代にかけがえのない体験ができます。
さまざまな年間行事には、児童と先生の他にも保護者が一緒に参加する行事もたくさんあり、小規模校の特徴を活かしたアットホームな雰囲気も魅力のひとつです。
全校児童は今年は65名、毎年50名前後の小規模校であるため、1〜6年生まで、学年の垣根を超えた縦割り班を作ってさまざまな活動を行います。
学校の行事のほか、全校給食や掃除、休み時間なども上級生と下級生が一緒に楽しく活動します。上級生は下級生を優しく見守り、思いやりの心や責任感・自立心が育まれていきます。
少人数の特徴を活かし、一人ひとりに目が行き届く、きめ細やかな学習指導を行っています。授業でもたくさんの活躍、発表の場があり、コミニケーション能力が身につきます。また、夏休み、冬休みには苦手を克服する「学習広場」を開設しています。
8月24日(金)①14時〜 ②18時〜 の二回開催
申し込み不要ですので、直接学校まで来て大丈夫とのことです。また、事前に連絡をいただければ、いつでも、10時〜15時まで学校見学ができるそう。
ご興味のある方は、【野幌小学校 011−382−2151】 までご連絡を。
野幌小学校についての詳細は、ホームページをご覧ください。