江別駅近と言っても、カワチカ(川近)方面のアートスペース外輪船の隣、中庭を挟んで、こじんまりとした銀のしずくというイベントスペースがあるのです。最近、お世話になってるというかw、毎週末のように通う羽目になっているのでございますwww
濃密な一日のお話をしましょう。去る9/26(土)の午後、江別の川縁にあるイベントスペース銀のしずくで、江別ONEDAYBOOKSという北海道ブックフェスの一環のイベントが行われたのでございます(^-^)
それに私も、出店という形で参加し、ウチにある本のほんの一部を書き込みのある古書、痕跡本として、100円/冊で投売りして来ました。チャリで運び込める限界の冊数で、しかも、入れてきた不織布のケースが、余りの重さに耐えかねて、ぶっ壊れました(´Д` )ケッ!使えねぇwww(普通に無理だし
遅れて来て何ですが、堤防脇に本棚とベンチが設置されてて、ビックリ!前日に拾い集めた流木とも何気にマッチしてる(≧∇≦)
秋の川風は些か冷たく、雨が降りそうで、時に雨粒が堪えきれずに落ちてきて、長居は無用と、間も無く撤収してしまいました。夏にやれば良かったね。来年の夏にまたやろう。夏なら、川風は涼しく、パラソル置いて、日陰で読書も良いね。夢は膨らむw
店内に戻ると、読み聞かせ&ドローイングが始まるところでした。
最初のお話は、児童文学のコルプス先生。江別をモデルにした架空の町で、何でも治してくれるお医者さんのコルプス先生のお話でした。
読み進むにつれて、筆も進みます。画が広がりと緻密さを増していきます。
一つのお話が終わったら、こんな感じに描き上がっていました。これが、彼が見ていたコルプス先生がいる町。
どんなお話か興味が湧きましたか?コルプス先生のお話は、只今、絶版重版未定で、頼みの図書館でさえも、書架に出さずに、仕舞い込んでいるみたいです。図書館にリクエストして出してもらってください。
休憩を挟んで、二つ目のお話は、短編集『北の川をめぐる九つの物語』より
読む人によって、読んだ時によって、色々解釈できそうな、解釈が広がりそうな短編です。2001年に北海道新聞社から出た本ですが、これもまた絶版重版未定ですので、図書館で書庫から出してもらう系です。
その後、休憩を挟んで、トークセッションでした。テーマは、江別の文化事情。
経済状況に左右されやすい文化事業。戦中は、文化どころじゃなくなり、戦後も文化よりは食うこと優先、高度経済成長期になって、漸く文化事業に割けるようになり、バブル期は文化というより、成金趣味だったような気がする。デフレ期には、また文化に割ける資源が減り、今やどこも台所事情は厳しい。
出版不況と言われて久しいし。大手出版社でさえ、自転車操業的に出版点数増やして、回収する状況。捌ききれない市井の新刊書店は対応しきれず、閉店していく。大型書店、郊外型書店は、札幌や首都圏に、江別や大麻に欲しいのは、個性的な図書店だ。
近頃、安保法案が通って、きな臭い雰囲気の政治状況。平和じゃないと文化は充実しない。戦争に巻き込まれちゃうと、抑圧されちゃうんだよ。戦意高揚なんぞに利用されちゃうようになっちゃうんだよ。そんなのイヤだよね。
などなど、熱いトークが交わされたのであった。
市内在住の職場の同僚も本を買って行ってくれました。
隣の外輪船では、パフォーマンスイベントが開催されていて、ついでに寄って行ってくれるお客さんがチラホラ。
ご近所のシアターどもの奥さんも来てくれて、ブックフェスを毎月やってとリクエストあり。嬉しい。どものお客さんも本を持ち込むのだそう。どももそんなに置けないから、それを引き受けてはどうだろう。
北海道ブックシェアリングとタイアップして、古書引受、貸出し、ネット注文代行などもできそうだ。ここ銀のしずく図書店始めたら、もう少しこの界隈の集客になるだろうか?ども、OLD’e、ちょっと離れて、駅前のエドナ、日曜定休とかふざけたこと言って商売っ気なしの駅隣のスーパーもw、界隈に人通りが増えると良いね。まだまだ、点在なんだよなぁ〜(´Д` )繋がらない。ピンスポットなんだよね〜(´Д` )そこがちょっと残念。広がりがないと、リピーターもできないんだよ〜(´Д` )楽しくてもそこだけじゃダメなの。冬が来る前に、もう一回くらい図書店やりたいです。