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隣にある贅沢・江別〜想いを味わうランチ会参加レポート【北海道江別市】シティプロモーション

江別市が、札幌市内のホテルでPRイベント「隣にある贅沢・えべつ〜想いを味わうランチ会〜」を開催しました。札幌市内の子育て中の主婦約50名が参加したランチ会イベントは、札幌市民に江別の魅力を知ってもらうためのもの。参加者さんからは「江別でこんなに豊富に野菜が収穫されてることを初めて知った」「札幌と江別の距離が意外に近かった」「江別の野菜って美味しい!」「農家さん達を身近に感じました」などの声がありました。

隣にある贅沢・えべつ〜想いを味わうランチ会〜

こちらのイベントは、北海道札幌で育児に役立つ情報をフリーペーパーとWeb・メルマガで発信しているemina(エミナ)との共同で行われ、昨年に引き続き実施されました。昨年の様子はこちら↓
〜えべつの農家さんと共に〜想いを味わうランチ会参加実食レポート【北海道江別市】シティプロモーション

イベントは、江別の生産者さんの想いや農産物に対するこだわりを聞きながら、ホテルポールスター札幌 藤田総料理長(江別在住)が江別食材で腕を振るった特別なコース料理をいただく「想いを味わうランチ会」です。農家さん達とゆかりのあるデザイナーさん、イラストレーターさんが作成したリーフレットも用意されていて、リーフレットデザイナー紹介もありました。

江別市シティプロモート担当の市職員さんからは、「江別は面積の4割が田畑で、市内スーパーや直売所では市内の農家さんが作った野菜が豊富です。農産物のバーコードには生産者の名前も書かれているので、「誰が作った野菜かな?」と名前を見て、農家さんの顔を思い浮かべながら買い物します。作り手の顔がわかり、こだわりを知るとおいしさが感動に変わります。今日は農家さんと顔見知りになって、皆さんも名前を見ながら野菜を買うツウになってください。」とお話がありました。

イベントに参加の農家さんと農産物、出されたお料理をご紹介します。

 

はぎわらファームのお米

 

はぎわらファームは、お米と野菜を作る1954年から3代続く農家です。安心安全なモノづくりをモットーに農薬や化学肥料に頼らない「特別栽培」を取り入れたり、生き生きした野菜を育てるために光合成細菌を使った栽培をしています。

管理栄養士の資格を持つ、ともよさんからもブロッコリーにまつわるクイズが出題され、会場は楽しい雰囲気に包まれました。


私たちが食べているブロッコリーのツブツブの部分は、側花蕾(そっからい)と言ってつぼみの部分。たまに色が変わって紫がかっているものを見かけませんか?この紫色はポリフェノールの一種のアントシアニンで、食べてもまったく問題ないそうです。

はぎわらファームのお米(おぼろづき)を使った「お米とブルグールのサラダ仕立て サフラン風味 シーフードマリネと共に」なかなか家庭では、お米がサラダになることはないですよね!

はぎわらファームのリーフレットを作成したのは、江別市内に20年以上住んでいるというクリエーターの渋谷真澄さん

江別の「人」の暮らしかた [渋谷真澄さん]

萩原家のお子さんが、野菜の写真やイラストを切り取って遊んでいるというエピソードからヒントを得て、

野菜のイラストを切り取って遊べるかわいいリーフレットを作成したそうです。

北海道はぎわらファーム

 

巴農場の大豆

 

江別市の最北端豊幌で、石狩川の支流に囲まれた三日月湖の中にある巴農場。肥沃な沖積土壌は「米どころ」として有名な地域と同じ種類ということもあり、北海道米の評価が低かった一昔前から、「巴農場のお米はなぜか美味しい」と評判だったそうです。米作りを初めて半世紀になるという巴農場ですが、今回のイベントでは特別な大豆「ゆきぴりか」を持ってきてくれました!

「大豆(ゆきぴりか)のフラン 彩り野菜 コンソメスープ」

「ゆきぴりか」は、イソフラボンを普通の大豆の2倍も含んでいる北海道期待の新品種。大変珍しい豆だそうです。イソフラボンが多いと固まりにくいのですが、 愛知県高浜市にあるこだわりのお豆腐やさん「おとうふ工房いしかわ」にて、使用されていて、一般にはほとんど流通していない希少な大豆だそうです。

 

巴農場のリーフレットを作成したのは、「江別市をメインに活動し“コミュニティ+グラフィック”を提案するグラフィックデザイナー」ヤマザキケイタロウさん。

ヤマザキさんは、市民目線で江別のPR活動を行っている市民活動グループ「えべつセカンドプロジェクト」活動で、以前に「巴農場」の1年の様子をまとめた動画も作成しています。

株式会社 巴農場
〒067-0021 北海道江別市豊幌493-2

WEB  巴農場ショップ ・ 巴農場Facebook

 

宮川農園のかぼちゃとレトルトコーン

 

メインディッシュ「牛スネ肉のブルギニヨン フォンダン・オ・ポティロン」のかぼちゃを提供することで進めていたのですが、諸事情で、当日のかぼちゃがNGとなり、急遽レトルトのコーンを用意してくれた宮川農園さん。

かぼちゃは食べそびれてしまいましたが、甘味がぎゅっと凝縮されたコーンをいただきちょっと得した気分。そして、日頃から人間の思い通りにはならない自然を相手にしている農家さん達の臨機応変力と大きな心に感心しました。夏になったら、宮川さんの名前を探して、ぜひかぼちゃを食べてみたいと参加者の皆さんが言っていました。

篠津にある宮川農園は、北海道開拓の時代から代々家族で130年以上守り続けている農園です。「土地に合わないものは作らない」「子どもたちに食べさせたいと思えるものを作る」という意思のもと、研究・生産しています。

オリジナルのブランド「育美米」は、ゆめぴりかをこだわり栽培し、粘りと甘みをさらに引き出したお米です。「豊とうきび」は、高温になると甘さが低下するといわれるとうきびを、気温の低い早朝に収穫し予冷庫で温度を下げることで、鮮度や甘みを維持します。

「育美」と「豊」と、ご夫婦それぞれのお名前がつけられたブランドに、誠実に真剣に取り組まれているこだわりと心意気を感じました。

冬の時期、北海道では雪の下で保存していたキャベツや大根が店頭に並びますが、「雪の下で保存されていた野菜は、自分が凍らないように防御反応が起こり、糖が増えるので甘くなります」冬の間もできるだけ、地元の野菜を食べて欲しいですとお話ししてくれました。

宮川農園のリーフレットをデザインされたのは、江別在住のデザイナー HANCOWORKの滝沢愛梨さん。

お子さんの写真やイラストがとっても可愛らしいですね!

宮川農園

WEBオンラインストア・ Facebookページ

育美米ブランドサイト

豊とうきびブランドサイト

 

田中養蜂場のはちみつ

「田中養蜂場」は江別で唯一の養蜂場。代表の田中康誉さんのおじいちゃんが長崎から北海道に渡り、はちみつ屋を志したものの趣味で5箱だけミツバチを育てていたのを引き継ぎ、康誉さんが30歳の時に一大決心して「田中養蜂場」を始められたそうです。

江別近郊にある野幌原始林から、アカシア、クローバー、百花(野幌・厚田・望来産)、エンジュ、シナ(豊平峡産)、ソバ(野幌・厚田産)など北海道の花々を含め、冬場の北海道の寒さにはミツバチが耐えられないとのことで、全国を縦断しながらこだわりのはちみつを作っています。

「リ・オ・レ ハチミツ「エンジュ」のアイスクリーム ホワイトチョコレートのディスク ベルローズの装い」

たっぷりとかけられたハチミツは花や実は漢方にもなる木「エンジュ」から集めたもの。エンジュのハチミツは体にも優しく、チョコレートのような濃厚な風味が特徴で、とても贅沢でした。

ミツバチは、果物・野菜を実らせるための受粉も行なっていますが、宮川農園のかぼちゃの受粉は、田中養蜂場のミツバチの仕事だそうで、ミツバチを飼うことが近隣の農家さんなどにも深く関わっていて、有益なんだそうです。

CLEAR deSIGN が作成したリーフレットはレンガ模様がおしゃれです。

田中養蜂場

江別のはちみつがウマイ!

田中養蜂場はちみつご注文フォーム

江別市西野幌198-3
TEL 011-384-6668

 

ランチ終了後には農産物の販売もあり、農家さんとの会話も楽しみながらお買い物されていました。

「農家さんのこだわりや熱い想いを知れて良かった。」「これから、江別産野菜に注目して選んでみようと思う。」
「今度、江別に遊びに行きます!」などの感想が聞こえきて、参加者さんが江別に親しみを感じてくれたようでした。

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