※投稿日が4月7日であるため、季節的に違和感がある記事ですが、ご容赦くださいませ。
北海道内で見かけるクワガタ虫は、主なところでは、ノコギリクワガタ、ミヤマクワガタ、コクワガタ、スジクワガタ、アカアシクワガタといったところですが、江別市内ではなかなかお目にかかれません。
筆者は、子どもの頃、道内でも空知地方や後志地方の山間部周辺で暮らしていたので、近くの雑木林の木を揺らすだけでボトボトとクワガタが落ちてきたのを懐かしく感じていますが、都市化が進んだ札幌市周辺ではそうもいかないようです。
江別市内では、どこへ行けばクワガタにお目にかかれるのでしょうか。
もくじ
まずは、聞き取りを開始しました。多くの人が口をそろえて言うのが「やっぱ野幌森林公園でしょう。」
やはり、そういう声が多いです。そこで林木育種センターの横の入口から森林キャンプ場に至る道を歩いてみました。しかし、クワガタの気配は全く感じませんでした。
ミズナラなどの樹木の樹液を求めてカナブンや大型の蝶やスズメバチなどが群がっているような光景は見ることができず、故にクワガタも見かけないという結果でした。
野幌森林公園といえども、近づきやすい場所は、割と植林された針葉樹が多く、かなり奥地まで行かなければ、クワガタには出会えないようです。
ちなみに、道立の自然公園ですから、動植物を採取して外に持ち出すことは禁止されています。
では、いったいどこにクワガタがいるというのでしょう。
角山の石狩川河川敷のヤナギ林、大麻第二緑地、世田豊平川河川敷・・・いずれも、多様な虫の気配は無く、虫がいたとしても、特定のコガネムシが大量発生していたり、なーんかいびつな感じ。
そんなとき、目撃情報が飛び込んできました。夜になると、五丁目通り沿いの「ほっともっと」の照明に集まってくるというのです。
そこで、目撃者にその姿を捉えてもらうよう依頼すると、さっそく動画を撮ってくれました。そのスクリーンショットがこれです。
ミヤマクワガタのメスでしょうか?不鮮明ですが、決して未確認生物ではありません。間違いなくクワガタです。
ここに飛んでくるクワガタはどこに生息しているのでしょうか。その謎を解き明かすべくマップをチェックしました。
ほっともっと江別見晴台店
近くにある自然のままの緑地帯を探すと、インター線沿いにわずかながら残っています。航空写真で見ると、ほっともっと江別見晴台店の左手の方に、帯状に緑地帯が残っています。
たとえば、見晴台112番地付近
さっそく現地調査に乗り出したところ、ミズナラの木に小さなスジクワガタのメスを発見!「ここにクワガタがいる!」そう確信して、次なる大物を探そうと、このスジクワガタの写真は撮らずじまい。
そして、その後、クワガタを発見することはできず、やむなくクワガタの生息調査を終えたのでありました。
聞くところによると、江別市内では雑木林でクワガタを発見することが難しいため、郊外の街灯の下にスイカなどのエサを置き、早朝に点検に来るスタイルが一般的なのだとか。
そこではコクワガタやミヤマクワガタなどが容易に捕獲できるという。はたして、これらのクワガタはどこから飛来してくるのか・・・謎は深まるばかりである。
ところで、クワガタといえば、帯広市出身で、江別市保健センターに臨時職員として勤めていたこともある鍬形ゆり(くわがた ゆり)さんが、漫画の単行本「カブちゃん」を発行しました。
「カブちゃん」とはカブトムシ型の謎の生物。ペンネームが「鍬形(くわがた)」さんというだけあって、虫には造詣の深い鍬形ゆりさん、もしも江別のクワガタ事情にお詳しければ、ぜひ市民ブロガーのお問合せフォームからご連絡ください。
■詳細 小学館コミック公式サイト
http://spi-net.jp/monthly/comic045.html
■公式ツイッターより「カブちゃん」発売のお知らせ
鍬形ゆり「カブちゃん」3/10発売です!
カブトムシが大好きな大学生はるなと、不思議生物カブちゃんのコメディです。お手にとって頂ければ幸いです。試し読みhttps://t.co/nkrI7gjqmi
Amazonhttps://t.co/ZDo1PpV3gx pic.twitter.com/QGIiuG1F4d— 鍬形ゆり『カブちゃん』1巻発売中🐞 (@kuwagata_yuri) 2017年3月9日
//platform.twitter.com/widgets.js