昨年、平成26年10月下旬に「登満別園地」を訪れてみました。
観光地化されている紅葉スポットは出店なんかもあって、それはそれで楽しいのですが、
こちら「登満別園地」は、ありのままの自然観察の場です。
道道江別恵庭線を江別から北広島方面に向かい、野幌小学校を過ぎて間もなく、
右側に見逃してしまいそうな大きさの「昭和の森自然休養林」の看板があります。
ここを右折して数百メートル進むと「道立自然公園野幌森林公園」内にいくつかある
散策路の入口のひとつ「登満別口」があります。
この周辺を「登満別園地」といいます。
駐車場とトイレ、東屋やベンチがあるほかは、何もありません。
人の姿も、時々、森林散策の人に出会う程度。
そして、街場では聞いたこともない鳥のさえずりと枯葉がカサカサと落ちる音・・・
あ、野菊に止まる蝶々を発見!「まだ、頑張っているのか。寒いだろうに。」
テントウムシは落ち葉の布団にもぐれただろうか、女王蜂は風雪をしのげる越冬場所を
見つけられただろうか・・・小さな命の健気な営みに思いをはせるなんて、
こういう場所でなければできません。
賑やかな街も楽しいですが、ときどき自然の中に身を置くことって大切ですね。
次の写真は、今年4月下旬の様子です。
既に「春」があちらこちらでざわめき始めていました。