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野幌小学校、一泊二日の原始林スクールに密着

7月13日・14日、野幌小学校で愛林少年団活動の一環である原始林スクールが開催されました。

森というフィールドを活用し、高学年を中心に全校縦割り班で寝食をともにする活動を通じて、森に親しむとともに個々の役割を知り、やり抜く力を育み、協力する大切さを実感できる大切な学習です。
引用:野幌小学校学校だより「緑と風と光」

今年のテーマは「年に一度しかない原始林スクールをみんなと一緒に楽しもう」
前日まで雨模様が続いていたのですが、午後からは雨もあがり、テント設営にキャンプファイアー、ご飯作りに肝試しと様々な活動を行いました。
写真盛りだくさんで当日の様子をお伝えします。

開村式 ー「原始林(もり)とともに」の歌声と共にー

ついに待ちに待った原始林スクールのスタートです。荷物を運び込む子ども達は元気いっぱい。
体育館に集まり、「原始林(もり)とともに」を歌います。

元気に歌う子どもたち

雨で元気がなかったという先生も子ども達の「原始林とともに」を聞いて元気になってしまったそうです。

団長挨拶や各学年からの決意表明、各係のリーダーからの挨拶が行われました。

食事係からは、「包丁を持ってる人には気をつけてあたらないように」
テント係からは、「男女で協力してテントを組み立ててください」
キャンプファイヤー係からは、「一番楽しみにしてることは炎を囲んで歌ったり踊ったりすることです。原始林スクールが最後の六年生もはじめての一年生も楽しい原始林スクールにしましょう」など自分の役割に責任を持つ挨拶がされました。

また、「はじめてのキャンプファイヤーを楽しみたい。」「テントリーダーなので先生に頼らずにテントづくりをやり遂げたい。」など、各学年ごとに原始林スクールへの想いが語られました。

一年生にとっては初めての原始林スクール、六年生にとっては最後の原始林スクール、今まで野小生が脈々と繋いできたバトンが目に浮かぶ行事の始まりです。

体育館にテントを立てるぞ

そして始まったテントの設営、雨のため外ではなく体育館に立てたのですが、体育館での設営はなんと7年ぶり。6年生も初めての経験、子ども達はむしろ楽しみでしょうがない様子。

みんなで協力しながら組み上げていきます。

各班の表札をつけて完成

靴の並べ方にも各班の個性が出ます。

テントを立てたらお菓子タイム

お菓子を知らない私に、いろんなお菓子を教えてくれました。

ひもQ

ちっちゃいグミ、コグミ

すっぱいスプレー

ぷっちょにじゃがりこ

ラムネ、、懐かしい。

ちなみにお菓子は、野幌町にある「だがしやあーるじゃん」に買いにいく子が多いようです。

みんなでご飯を作るのだ

食事ならおまかせ食事係!
目標は「友達と協力して安全に食事を作ろう」です。

飯ごうでお米を炊くのだ

かまど係は外で飯ごうを使って米を炊きます

保護者の方や卒業生もお手伝いに。

炭を入れて

あおげあおげ〜

飯ごうから、焦げの匂いがしたら出来上がり!

カレーをみんなで作るのだ

ホールではカレーの準備が進みます。

芋を剥き

タマネギを剥き

先生も真剣

人参切れるかな、保護者の方が見守ります

炒めるよ〜

後ろで押さえててね

デザートも大事

各班ごとに自分たちで考えた飲み物とフルーツを持ち寄っています。

よーく見ててね

りんごしっかり押さえて切るんだよ

スイカを切る役、見守る役

さくらんぼの盛り付けもかわいくなきゃね

キウイもきれいに盛り付けます

キウイの上にブドウを載せる技、とつまみ食いの一コマ

各班ごとにバラエティ豊かなメニュー!

ご飯が炊けましたよーー

良い感じに炊けたかな?飯ごうを運び込むかまど係

いよいよ盛り付け。順番に並んでね

辛口はこちらです

きれいによそえたね

ジュースで乾杯、いただきます!

子どもたちからのお裾分け、私もカレーをいただきました。

こちらのジャガイモは、生徒さんの農家のご家族からのお裾分けだそうです。ほくほくでとってもおいしい。

私がご馳走になった3班のメニュー。

みんなで作ったご飯をみんなで食べる。
きっと、自分で作ったみんなはもっとおいしかったよね。

雨あがりのキャンプファイアー

ご飯の後は、お待ちかねのキャンプファイアーの時間です。

すっきりと雨もあがり、外でキャンプファイアーできるという先生からの連絡に歓声があがります。

高揚感を誘うグラウンドに高く積まれた組み木

おじさんファイブが楽器を演奏して盛り上げる中

子どもたちは肩を組んで組み木に火を入れる時を待ちます

松明をもって歩く火付け役

火を入れる緊張の瞬間

瞬く間に大きくなる炎

炎を囲んでマイムマイムやジェンガが始まります

徐々に日が落ちる中、炎を囲んで大盛り上がり。

そんな中、後ろ姿で現れたこちらの方は

子ども達の人気者、小樽から来たアウトドアの達人SHOWちゃん

SHOWちゃんのかけ声に合わせて

跳ぶ

立ち止まって

前へ!

舞う

足を振り上げ

次は何かな

手を振り上げて

手を広げて

ジャンプ!

火を囲んでの楽しい時間は、あっという間に過ぎていきます。

本格肝試しにドッキドキ

例年は原始林の中を歩くそうですが、今年は雨の影響で校内で実施しました。
初心者向けのドキドキコースと上級者向けのチャレンジコースの2コース。
ただでさえ夜の学校って大人でも怖いですよね。どんな肝試しになるのでしょうか。

暗い体育館で待機するこどもたち、既に小さなお化けになってる子も。

先生の怖い話に興味津々。

提灯をもって2人ひと組で校内の謎を解きにスタート。

野幌小学校の裏にある森の名前は?

先へ進むと

後ろから足音が・・

肝試しだって手を抜かないのが野小流。何事も全力でやり抜く楽しみを学べます。

夜のお話会 ーしろまるさんによる幻想的な影絵の世界ー

盛りだくさんな一日目の最後を飾るのは、幻想的な夜のお話会。
おとぎ話を読み語る「おとぎよみ」を行うのは、「しろまるさん」というご夫婦によるアートユニットです。
手作りの人形やオリジナルの音楽を交えて創作の世界を創りだします。

左がしろさん、右がまるさん、ふたりでしろまるさんです。

徐々にホールが暗くなり

しろさんの奏でる音楽の中、影絵がスクリーンに浮かびます。
まるさんの語るおとぎ話に合わせて、影絵がまるで生きているように飛び跳ね、ホールの壁を駆け回る姿に息を飲みます。

最後には子ども達からブラボーブラボーの声。

盛りだくさんの一日が終わり、子ども達はテントの中へ。

おやすみなさい。

朝は裏庭の森へ、原始林と遊ぼう

おなじみの野幌小学校の庭、「野幌森林公園」へ。
野幌小学校「元気の森」ゾーンで遊びの時間。

野幌小学校と原始林を繋ぐ、お馴染みのドキドキ橋へと進んでいきます。

木々の中でのだるまさんが転んだ

森のかくれんぼ

隠れるところはたくさんあります

生き物もたくさん

小っちゃいカタツムリが葉っぱの裏に

オカモノアラガイ見つけたよ

こちらはオバボタル、人間には見えない波長で光っているそうです

森の中からボールを探す

宝探しゲームに

スタンプを探すスタンプラリー

森の中からスタンプを探すのは結構難しそう

みつばちくんも

歩き回って

”よくできました”見つけたよ

閉村式 ー終わるのはちょっと寂しいー

楽しかった原始林スクールを閉める閉村式

副団長からの挨拶やテントリーダーからの感想が述べられました。

「キャンプファイアーが外でできてよかった」
「肝試しが楽しかったです。泣いてしまったけど支えてくれてゴールまでいけた。来年はチャレンジコースの肝試しでも泣かずに楽しみたい」
今年卒業する6年生からは「5年生はこの経験を生かして来年を楽しんでください」との言葉が。
子ども達からはちょっとだけ成長した等身大の言葉が聞こえてきました。

ついに解散の時

楽しかったよー。ステージの上から報告をもらいました。

出発の時よりも少し重く感じる荷物もまたよい思い出になるのでしょう。

この記事を書いた人

らも
江別に住んで9年。住むまちとしての江別のちょうど良さにはまりつつある30代。美味い食べ物とお酒に喜びながら、なりゆきとさすらいで今日も生きています。