もくじ
夕鉄バスに、土日祝日のみ片道1便づつの超激レアなバス路線があります。
しかも、江別市と札幌大通りの間を路線バス1本で、ゆったり1時間以上かけて結んでいます。
「江別」(あるいは、南幌や夕張)と「新札幌」を結ぶ夕鉄バスの便は、比較的なじみがあると思いますが、「新札幌」を超えて札幌市の中心部「大通公園」まで行ける便があることをご存知ですか?
夕鉄バスの時刻表を見ると、停留所「札幌大通り」という欄があり、と日祝日限定で、行き・帰りそれぞれに1便ずつ夕鉄バスが発着していることが分かります。
JR駅の駅の近くにお住まいの方は、JR函館本線を使えば、20分ほどで札幌駅まで行けますが、JR駅が遠い方にとっては、札幌までの直行バスがありがたい場面もあるのでしょう。
当ブログでは、この激レア路線に特派員を派遣して、「札幌大通り」まで実体験してもらうことに成功しました。
特派員が下りたバス停「札幌大通り」は、なんと立派な屋根付き。「桂和大通西3ビル」前に設置された夕鉄バスの停留所「札幌大通り」を、いつも見慣れた「YOU」の文字が書かれた夕鉄バスと一緒に記念写真。
いつもは郊外地を走っている夕鉄バスが、札幌の中心部でこんな立派な停留所から発着しているなんて、なんだか誇らしい気分になります。
バス停(乗車・降車場所)のアクセスマップ・地図 便宜上、ビルをマーキングして(指して)いますが、バス停はこのビル前の大通公園側の道路沿いです。札幌大通まで行く夕鉄バスに乗って札幌大通で降車したとして、帰りの江別方面行きの夕鉄バスの便に乗るまで、時間はわずか40分しかありません。
<Googleストリート>この場合、足せる用事といえば、降車場所のすぐ近くの丸井デパートの“デパ地下”で有名店のお惣菜を購入するか、あるいは三越デパートの地下出入口横で、宝くじを購入することぐらいしか筆者は思いつきません。
そして1時間以上の長旅に備えてお手洗いに行ったら、40分という時間はあっという間。
それとも、用事を足そうなんて思わずに、大通公園で焼きとうきびを食べるだけにして、帰路につきましょうか。
土日祝日の日中にわずか片道1便しかない江別-札幌大通間を結ぶバス路線は、40分間の休憩を挟んで江別-札幌間の路線バスの旅を楽しむために存在しているのではないでしょうか。
心地よいバスの振動を感じながら読書をしたり車窓から見える風景を眺めたりしながら、札幌の中心部まで来て、大通公園で持参したお弁当を食べて、そして帰りの便に乗ってお昼寝。
帰りの便は、南幌町まで行きますから、いっそのこと南幌温泉まで行ってひとっ風呂浴びてくる、なんてことも可能ですね。